京都の通りをデザインする                                                           公益社団法人京都デザイン協会

三条通りを中心とした新たな京都観光の姿

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A、 山科四宮地区の特性

・この地区は旧東海道(旧三条通)の四宮交差点からと三条通(府道143 号)の四宮との二本の道路から始まり、西行し、1.7km 先で合流するまでの地区である。
・旧三条通沿いには京の六地蔵巡りの一つの山科地蔵を始め、旧東海道を偲ぶ史跡が多くある。
・三条通には名神高速道路の京都東IC をでて京都に向かうスタート地点であり、京都観光のアプローチ的な役割を持つ。
・また、1998 年に山科駅前再開発事業で、ホテル、百貨店、複合商業施設、市民サービス施設などがオープンし、三条通りの東の拠点となる。
・と同時にJR 山科駅、京阪電鉄京津線四宮駅と山科駅、京都地下鉄東西線の山科駅が集中しており公共交通の利便性の高い地区でもある。
・歩く道としては旧三条通が望ましい。そのスタート地点を「旧三条四宮交差点」とする。
・旧三条通は、山科駅前通以西までの『四ノ宮商店街』と、以東の『山科三条街道商店会』の沿道になっている。
・ただし、旧三条通の道路幅員は平均9m 程で、沿道の商店との親近感は深まる。ただし、車の往来(往復通行)によって、歩行の安全性が損なわれている。

M-06-1.psd旧三条通四宮交差点M-06-2.psd京阪電鉄京津線四宮駅