民宿の基本を
求めつづけて。
旅人の想いを綴る
「心の里」。
株式会社 大原の里
〒601-1248
京都市左京区大原草生町41
TEL:075・744・2917
FAX:075・744・3245
http://www.joho-kyoto.or.jp/^oohara/
建礼門院徳子ゆかりの寺・寂光院に向けて、四季折々に豊かな表情を見せる遊歩道を歩み行けば、「大原の里」ののどかな佇まいが見えてくる。澄み渡る青く大きい空、緑萌ゆる山の峰、そしてその麓に拡がる田畑と里の家々。大原の“佇まい”を抜きにしてこの店のことは語れない。
京都〜大原〜は人々の「あこがれ」の地。日本人の「心の都=京都」の占める大きさを熟知しているから、なおさらのこと「人々の心」を大切にしたいと想う。「親しみやすく」「カッコよく」。それは、旅人の「あこがれ」を育むため。商いすべてに通じる至言である。「二十年前にも来てるんですよ」、さらりと言ってみえるお客さんに再会するときなど、やはり宿屋冥利に尽きるのではないだろうか。
創業30周年を迎えた民宿は、各部屋をリニューアル。また、深い木立を背景とする絶景の地に黒塗りの五右衛門風呂を新しく誂えた。名刹の石庭に通じる密やかな趣向の、風情ある風呂にからだを休め、三代続く名物味噌を心ゆくまで味わえる「味噌鍋」に舌鼓を打ち、旅情緒を満喫してみたい。大原の里にある「大原の里」として、皆さんの心に残るべきなんですよ そんな当主の言葉が胸の奥深くに沁み渡るようである。
写真
樽出し味噌(二年もの)