京都に根ざした優れたデザインを発掘

手織りの技術を
生活に密着した
小物に展開

渡文株式会社

<渡文株式会社>
 〒602-8482
 京都市上京区浄福寺通上立売上ル大黒町693
 TEL:075・441・1111(代)
 FAX:075・431・0001
<織成舘>
 〒602-8482
 京都市上京区浄福寺通上立売上ル大黒町693
 TEL:075・431・0020
<京都全日空ホテルB1F 伝統工芸ギャラリー>
 〒604-0055
 京都市中京区堀川通二条城前
 TEL:075・257・1910(直)

渡文株式会社は、西陣帯の織元として現社長で3代目になる。西陣の伝統技法を守り、軽くて締めやすい、お客さまの側に立った帯づくりにこだわってきた。戦後の苦しい時代を乗り切り、西陣の帯が全盛を極めていても、「せっかくの技術を他の商品にも生かす」ことに早い時期から目を向けていた。シルクタオル、おひざあて、紬のざぶとん、マルチ芸術布、3ウェイにつかえる漆塗りのテーブルなど。渡文が提案する商品はどれも和のテイストをもちながら、現代生活を快適に演出する品々だ。織元として培ってきた原料の選定、染め、織り、縫製、仕上げ、さまざまな技術を統合して、現代にマッチする商品を開発する。同時に、社長の生家である町家を「織成舘(おりなすかん)」と呼ぶミュージアムに改築し、それらを置いたり使ったりする環境を整え、場の提案も行っている。畳の部屋や和装に似合うものであることが基本であるにも関わらず、伝統の技術に支えられた渡文の商品は「和装」の域を超え、人々がさすがと納得するクオリティの確かさ、手づくりならではの繊細な美しさにあふれている。

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写真
シルクタオル、おひざあて、手織り紬ざぶとん、マルチ芸術布、3ウェイテーブル