京都に根ざした優れたデザインを発掘

職人の
遊び心が生む
繊細さの極地

株式会社 輿石 指物部

 京都市北区紫野西御所田町15
 TEL:075・451・8012
 FAX:075・451・8023
 http://www.mediawars.ne.jp/~kohsekil/

興石の母体は数寄屋大工である。純和風の家や空間に調和する家具や備品を取り揃えるために設立された。主に照明器具を扱う指物部は、茶道指物の職人によって構成されている。つまり興石の「あかり」は職人が生み出す技の産物なのである。それは彼らがどこまで繊細なものを作れるかといった、技の限界に挑みながら様々な試行錯誤の中で生まれたものたちだ。
京都の数寄屋建築には女性的な弱々しさの中に芯の通った力強さが求められる。そこに置かれる家具やあかりもまたしかり。そこには機能性と優雅さを共存させようとする京都の職人気質が息づいている。職人が無意味な様式にとらわれることなく、遊び心を持って作り上げたものたち。奔放で繊細で、なお大量生産品にはない技やこだわりが生かされている。
ここではほとんどが受注生産である。どんな注文でも受ける、と言うよりそれが難しければ難しいほど職人たちの意欲がかき立てられ、どこにもないオリジナルが生み出されていく。家屋の写真を送ってイメージを伝えたり、カタログを見てその商品を基本に具体的な注文をつけるとよい。

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写真1/右から順に
杉丸スタンド白竹柱
陶筥スタンド M
桜皮曲炭斗
杉曲箱枕行灯
燭台形スタンド M

写真2
杉麻の葉格子スタンド S