京都に根ざした優れたデザインを発掘

日本の「包む」
文化を背景に、
潤いある
生活シーンの提案

宮井株式会社

<京都本社>
 〒604-8163
 京都市中京区室町通六角下ル鯉山町510番地
 TEL:075・221・0381(大代表)
 FAX:075・221・8659

創業は一九〇一年、贈り物を覆う掛袱紗の製造問屋として出発し、昭和初年には風呂敷、戦後はのれん・卓布・座布地・和装雑貨と掛けもの・包みもの・敷きもの・拭きものなど「くらしの布」の総合メーカーをめざし、業務を拡大している。
日本人の贈り物は神人共食に始まり、贈答習慣は農耕儀礼を中心に発展した。掛袱紗や風呂敷の需要は人生通過儀礼や季節の贈答機会に多用されるところから、デザインは日本の慶・弔・四季を表現することになり、相手のことを思いやり察するという情意の交換を伝達するデザイン要素を内蔵する製作姿勢を取ることになる。
一二〇〇年の歴史と文化を有する京都の地にあって、宮井のトータルブランドは「ふじみやび」サブタイトルは「風流四季」で、人生の喜怒哀楽や日本の四季を感じる豊かな心を表象するデザインコンセプトとしている。
宮井デザイン資料は温故知新の例に従い、江戸中期から現今に至る1500点の古袱紗・風呂敷、世界各国のくらしと布と関係書籍資料5000冊を保有し、機会あるごとに美術館など公共機関で公開、業(なりわい)に関する研究書の発刊なども行っている。

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写真1:掛袱紗に家紋が映えるー日本人の贈りもの
写真2:平面から立体へ、ふろしき包みいろいろ