京女の美意識と
知恵が
生み育てた
「はんなりずむ」
よーじや
新京極本店 〒604-8042 京都市中京区新京極花遊小路 TEL:075・221・4626
祇園店 〒605-0073 京都市東山区祇園四条花見小路東北角 TEL:075・541・0177
先斗町店 〒604-8015 京都市中京区先斗町四条上ル TEL:075・221・4919
三条店 〒604-8082 京都市中京区三条通麩屋町東北角 TEL:075・221・4891
嵯峨野嵐山店 〒616-8375 京都市右京区嵯峨天龍寺立石町 TEL:075・865・2212
京都ホテル店 〒604-8558 京都市中京区河原町御池・京都ホテル2F TEL:075・254・2010
清水産寧坂店 〒605-0862 京都市東山区清水3丁目334(産寧坂下・青龍苑内) TEL:075・532・5757
U.S.A.CA.トーランス店 1316 Sartori Avenue Torrance CA90501 U.S.A. TEL:310・328・6622
よーじや通販 〒604-8691 京都市中京区中京郵便局私書箱35号 TEL:075・221・4891
インターネットショッピング http://www.yojiya.co.jp
よーじやの創業は一九〇四(明治37)年、それまでは化粧雑貨を大八車に積んで売り歩いていた先々代が京の町なか、六角御幸町あたりに店を構えたことに始まる。看板商品の「あぶらとり紙」の誕生は大正時代。口コミによって徐々に広まり、現在では京都ブランドとしてファッション誌などで紹介されたこともあり、一気に人気が過熱した。
京都はもともと伝統工芸のさかんな土地柄。「あぶらとり紙」の材料は金箔を打ちのばす時につかう和紙で、古来より上流社会の女性や粋人に珍重されてきたもの。何度も叩くことによって紙の繊維を活性化して、抜群の吸収力をもつ肌にやさしい「あぶらとり紙」ができあがる。花街の女性や役者さん、化粧のくずれを気にする女性たちには必需品だったのだろう。『よーじやのあぶらとり紙』の愛用者は全国に広がっていった。京都で生まれ育ったのだから、まず京都の女性、京都を訪れてくださる女性に満足してもらいたい、販路を広げることよりも、いい品をつくることだけにこだわり続けた。それがいつしか「京都でしか買えない」という付加価値となる。そこには手すきによる特殊和紙を厳選して使用するなど、目に見えない、しかし使う人にははっきりと違いがわかる商品の力があったのはいうまでもない。いまでは「あぶらとり紙」をはじめ、女性本来の素肌美をいかすスキンケア、メイクアップ用の美粧品を取り揃え、京都市内に7店舗、U.S.A.CA.トーランスに1店舗を構え、全国からの愛用者の要望に答え、インターネットでの販売、通信販売も行っている。
艶やかで、やさしく、つつましく、それでいて花のように…古くてなお新しい京都の「はんなりずむ」にこだわるよーじやの商品は、昔も今も多くの女性たちを魅了している。
右上:あぶらとり紙、えんむすび
右下:昭和25年〜45年当時のあぶらとり紙(参考商品)
左上:通販カタログと現在のよーじや美粧品の一例
左下:昭和22年頃の演劇用の美粧品(参考商品)