社団法人京都デザイン協会は、1975年5月「21世紀の新しい波を京都から」を設立趣旨として、京都に活動基盤をおく、各ジャンルの第一線で活躍するデザイナー及びデザイン団体を結集し、デザインを通じて京都の地域産業の振興と、豊かな生活環境の形成に寄与することを目的として設立され活動を続けてまいりました。
　今回の『KYOTO DESIGN AWARD 2009 「京都デザイン賞」入選作品展』の展示作品は、京都の伝統と文化を守りながら、新たなデザイン手法を用いて、新しい京都のデザイン創出を図る作品を発見、顕彰、そしてその良さを広報し、流通に載せる一助を担うことを目的として公募し、応募された作品の中から審査により厳選された作品です。
　第1回目の今回、募集期間が短期であったにもかかわらず、113点の作品応募をいただきました。審査基準として「斬新な京都のイメージを創出している。」「独創性がある。」「使いやすい配慮がなされている。」「新素材、技術に挑戦している。」「環境への配慮がなされている。」を念頭に、一次審査を協会会員、二次審査を外部審査員により実施し、38点の入選作品を選出、その中から京都デザイン賞　大賞1点、京都府知事賞1点、京都市長賞２点、京都商工会議所会頭賞２点、学生賞1点を選出させていただきました。
　ここにKYOTO DESIGN AWARD 2009 「京都デザイン賞」入賞・入選作品を選出し展示させていただくことができましたのは、出品者はもとより、多くの後援、協力、協賛をいただいた企業・団体・個人のみなさまのご理解とご協力のおかげと、心より感謝申し上げます。
　私たちは「京都デザイン賞」を今後、京都発21世紀の大きな波にして日本、世界へ向けて発信していく所存ですので、より一層のお力添えをお願い申し上げます。

2009年11月
社団法人京都デザイン協会
理事長　奈良 磐雄

分野について

A　提案部門：製品化・実用化することを前提としたもの。

　B　作品および製品部門：既に製品化・実用化されているものに限る。