京都デザイン協会は、1967年5月「21世紀への新しい波を京都から」を設立趣旨として、京都に活動基盤をおく、各ジャンルの第一線で活躍するデザイナー及びデザイン関係者を結集し、デザインを通じて京都の地域産業の振興と、豊かな生活環境の形成に寄与することを目的として設立し、46年間に亘る活動を続けてまいりましたが、より一層の社会貢献をはたせる団体を目指し、今年6月４日には公益社団法人京都デザイン協会に移行し、新たな一歩を踏み出しました。
　「京都デザイン賞2013」入賞・入選作品は、2009年度の第1回以来、京都の伝統と文化を守りながら、新たなデザイン手法を用いて、新しい京都のデザイン創出を図る作品を発見、顕彰、そしてその良さを広報し、流通に載せる一助を担うことを一貫した目的として公募し、応募された作品の中から審査により厳選された作品です。
　第5回の今回へは89点の作品応募をいただきました。当初より審査基準は「斬新な京都のイメージを創出している」「独創性がある」「使いやすい配慮がなされている」「新素材、技術に挑戦している」「環境への配慮がなされている」を念頭に、一次審査を協会会員、二次審査を外部審査員により実施し、35点の入選作品を選出、その中から京都デザイン賞　大賞、京都府知事賞、京都市長賞、京都商工会議所会頭賞、京都新聞社賞、学生賞をそれぞれ１点ずつ選出させていただきました。
　ここに「京都デザイン賞2013」の入賞・入選作品を選出し展示させていただけますことは、出品者はもとより、後援、協力、協賛をいただいた多くの企業・団体・個人のみなさまのご理解とご協力のおかげと、心より感謝申し上げます。
　私たちは「京都デザイン賞」で選ばれた優れた作品を、「京都発21世紀の大きな波」として日本、世界へ向け発信していく所存ですので、より一層のお力添えをお願い申し上げます。

2013年10月
主催者代表　公益社団法人京都デザイン協会
理事長　奈良 磐雄

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